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立秋の過ごし方

まだまだ暑さは厳しいですが、暦上では、今日から「立秋(りっしゅう)」です。

でも、自然界では少しずつ秋の気配が近づいてきています。

朝晩の風がほんの少しだけやわらいだり、空の高さが変わったり。

体と心も、そろそろ「夏の終わりモード」へと切り替えるタイミングです。

 

 

 

立秋とは?

「立秋」は二十四節気のひとつで、毎年8月7日頃に訪れます。

秋の気(乾燥や収斂の気)が立ち始める時期とされ、暦の上ではここから秋がスタートします。

とはいえ、現代の日本では「残暑」と呼ばれるほど、暑さが続きます。

東洋医学では、こうした時期を「季節の変わり目(季節病)」として大切に考え、“未病を防ぐ”ためのケアが必要とされています。

 

 

 

 

 

夏の「熱」と「湿」を外に出す

長い夏の間に体にたまった「熱邪(ねつじゃ)」「湿邪(しつじゃ)」をそのままにしておくと、秋にだるさ・咳・肌トラブルが出やすくなります。

☆スイカ、はとむぎ、緑豆、冬瓜、とうもろこし、ミント茶などを使って余分な熱と水分を排出するのもおすすめです。

 

 

 秋に向けて「肺」を整える

秋は「肺の季節」。肺は乾燥に弱く、呼吸器や皮膚とも深く関係しています。

今から少しずつ肺をいたわっておくと、秋〜冬の風邪予防にも◎

☆白きくらげ、れんこん、梨、長いも、大根で 潤いを補い、乾燥から肺を守るのがおススメ。

 

 

 

朝晩の冷えに注意

日中は暑くても、朝晩はひんやりする日が出てきます。

冷房や薄着でお腹や足元を冷やすと、「寒湿」が体に入り込む原因になってしまいます。

・寝る前はお腹を温める(湯たんぽや腹巻)

・お風呂で軽く汗をかいて巡りを整える

 

 

 

 

季節とともに心も整える

立秋の頃は、どこか切なさや不安定さを感じやすい時期でもあります。

それは、自然が「陽から陰」へと少しずつ移っていくから。

焦らず、がんばりすぎず、深呼吸をして、体の声に耳を澄ませる。

そんな時間を大切にもってみるのも意外にいいものです。

 

 

 

よくお話するのですが、デパートの店員さんが季節前倒しでお洋服を着たり、メイクをするように、

少し季節を前倒しして養生すると一年快適に過ごしやすくなりますよ~。