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逆相克の考えと健康のヒント

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母から生まれるという、生み出すという関係の相生関係

木(肝)は水(腎)があるから育つ、みたいな感じです。

臓腑に置き換えると、腎が蓄えている腎精を使って肝が血を作ったり、気を分配したりするんです。

 

 

相克関係というのは、図を見ると分かるように、母の母が過剰に動いてしまった時に抑えてくれる働きです。

孫がやりすぎている時に、どっしりと構えて祖母が抑え、鎮めてくれるんですね。

木が伸びすぎたら金(のこぎり)で枝葉を整えるようにするんですね。

 

 

 

 

 

臓腑に働きを置き換えたときに、逆相克の考えも分かりやすいです。

逆相克というのは木(肝)が金(肺)の働きを助けることです。逆なんですね。

おばあちゃんが働くのに必要な素材を提供して働きを助けるという感じです。

 

 

 

 

とても分かりやすい図です。

腎(水)が脾(土)に水を与え働きを助けます。

脾(土)が肝(木)に栄養を与えます。

肝(木)から酸素を排出して肺(金)の栄養になります。

肺(金)は太陽の熱である心(火)を雲となってバリアとなってくれます。

※金は形を変えることができるので、自然界でいう雲の役割と似ていると考えます。

 

 

 

 

 

からだを私たち鍼灸師が診て鍼灸治療をするときに、こんなことも考えていることがあります。

(これだけではないので、色々な視点の一つです)

五行の考えは比較的伝えやすかったり、養生法としても分かりやすいのでお話しすることが多いです。

なんだかうまく説明はできませんでしたが、こんなことも考えてやっている、と分かってもらえると嬉しいです。