頭皮が硬い、頭部にも筋肉があるのですがそれが硬くなっていて(肩こりみたいな・・)
よく言われる原因は「ストレス」「考えすぎ」などです。
東洋医学的にはどうなんでしょうか?
「肝(かん)」の不調
肝は気血の巡りを司る臓腑です。
ストレスや怒り、緊張がたまると「気」が滞りやすくなります(これを「気滞」と言います)。
気がうまく流れなくなると、頭部への血流も悪くなり、頭皮が硬くなります。
ストレス過多・感情を抑えている人などにおおいかもしれません。
西洋医学的な考えとここはとても似ていますよね~。
「腎(じん)」の弱り(腎虚)
東洋医学で「腎」は髪や骨、老化との関係が深く、頭皮や髪の健康を支える重要な臓腑です。
加齢や過労、睡眠不足で腎のエネルギーが弱ると、頭部を潤す力が不足し、乾燥や硬化が起きやすくなります。
特に40代以降の頭皮の硬さには「腎」が関係していることが多いかも・・です。
「血虚(けっきょ)」と「瘀血(おけつ)」
これ、女性はけっこう多い気がしています。
血虚は血が不足し、頭皮まで栄養が届かない状態。
瘀血は血の流れが滞っている状態。
頭皮に十分な栄養と潤いが届かず、乾燥・硬化・毛根の弱りにつながります。
髪が細くなった、抜け毛が増えた人にもよく見られます。
「風(ふう)」と「寒(かん)」の影響
外からの冷え(特に首や頭部)や風にさらされると、頭部の血流が収縮し、硬さやコリを生みます。
今の夏の時期なら、 季節の変わり目やクーラーで冷えることが原因となることもあります。
ではどうしたらいいのか、
頭を冷やさない(湯船につかる・首肩を冷やさない・寒い時には帽子をかぶる)
ストレスケア(深呼吸、アロマ、鍼灸、瞑想など)
血を増やす食事(黒ごま、黒豆、レバー、なつめ、ほうれん草など)
頭皮マッサージ(気血を巡らせる)当院では頭皮のマッサージも念入りにしているコースがありますよ。
腎を補う生活(夜更かしを避ける・塩分控えめ・疲れすぎない)
健康を維持するって、どんな症状でも似てはいますが・・頭皮が硬いなんて美容室などでいわれる時にはケアしてあげてくださいね。