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更年期って東洋医学的にはどういうこと?

更年期世代ど真ん中の私ですが、「更年期症状」は出ない、と信じてやってきました(どこから来るんだ、その自信)

健康に生んでもらったのかもしれませんが、健康に対しての努力もしています

だから大丈夫、と・・(え!)

そうはいっても、肝斑がドーンとできたり、妙にイライラしたりするのは更年期のせいということで(勝手)

更年期って東洋医学的にはどんなことなんでしょうか?

 

 

 

 

 

「なんとなく不調が続く」「イライラする」「急に汗が出たり、不安になったり…」

自分のからだなのにちょっとコントロールしにくいかも!?はホルモンと自律神経のバランスが原因かもしれません

西洋医学では、女性ホルモン(エストロゲン)の減少が原因とされますが、

東洋医学では、「腎(じん)」の衰え=生命力の低下が根本原因とされます

 

 

 

 

東洋医学で見る「更年期」

東洋医学では、体を支える基本エネルギー「気・血・津液」、そして「陰陽」のバランスで健康を保つと考えます

特に更年期は、以下のような変化が起きやすい時期です

〇腎虚(じんきょ)・・生命力・ホルモンをつかさどる「腎」が弱る

〇肝の不調・・情緒不安定・怒りっぽさ・ストレスが関係

〇気血の巡りの滞り・・のぼせ、冷え、肩こり、頭痛など

内側のエネルギーの巡りとバランスが崩れている状態」というと分かりやすいでしょうか

 

 

 

 

 

急なほてり、のぼせ、発汗(ホットフラッシュ)

不眠、寝つきが悪い、夜中に目が覚める

イライラ、不安感、気分の波が激しい

冷え・むくみ・頭痛・肩こり

月経周期の乱れ、閉経前後の不安定な体調

これらは単なる「年齢のせい」ではなく、体のエネルギー不足やアンバランスによって起こることが多いと東洋医学では考えます

 

 

 

鍼灸ができること

鍼灸では、以下のようなアプローチでバランスを整えます

① 腎を補う

→「腎虚」によるほてり・疲労感・不眠を改善

ツボ例:太渓(たいけい)・関元(かんげん)・腎兪(じんゆ)

 

② 気血の巡りを良くする

→ のぼせ・冷え・肩こり・頭痛などの改善

ツボ例:血海(けっかい)・三陰交(さんいんこう)・足三里(あしさんり)

 

③ 自律神経の調整

→ イライラ、不安、不眠など心のケア

ツボ例:神門(しんもん)・内関(ないかん)・百会(ひゃくえ)

ツボって、人によって同じ症状でも使い方は違うのですが、自宅でお灸などをしよう!って時の参考になればと思いましてご紹介しました

 

 

 

 

更年期は、心と体の“土台”がゆらぎやすい時期です

でも、それは「終わり」ではなく「転機」

鍼灸は、薬に頼りすぎず、自然な力で自分を整える方法の一つです

「病気じゃないけど、しんどい」そんな時こそ、東洋医学の出番?!と思っています(急な宣伝)