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春の心の不安定の東洋医学的原因と対処法

4月になると、なんとなく落ち込みやすい、ってのは毎年よく耳にします。

また、GWが過ぎてもなんとなく、気分が上がらない、なんて方も多いかもしれません。

これ、東洋医学的観点からどういうことなのか、お伝えしますね。

 

 

あら、今日からGWって方もいらっしゃるのに、暗い気持ちにさせないでよ!と思うかもしれませんが、

理由と対策を知ったらちょっと楽になることもありますからね。

 

 

原因①「気」の不足

冬の間は陽が短く、寒さが厳しいので、本来なら太陽と共に生活をし、長い休息(睡眠)をとりながら生活をするのが「自然」です。

電気も暖房も、暖かい着物もある現代人は年中同じ生活をしてしまって、さらにストレスを抱え、休息が不足してしまって、

冬の間に貯めておくべき「気」を貯められずに春を迎え、

芽吹き、冬眠から出て・・と自然界では気が盛んになっているのについていけず、症状となってしまいます。

 

 

 

 

原因②「血」の不足

暖かくなると、血管が広がって血圧が低下しやすくなります。(頑張って圧をかけなくても血管が膨らんでいるので、血を巡らせられるのでね)

でも、ここで問題、先ほどの気の不足と似ているところもありますが、

血管が暖かさで広がったところで、「血」の量が特に多くなっていなければ「血虚」という状態になってしまいます。

この血虚というのは不安感を強くするものでもあります。(他にも症状は色々あります)

そして、気と血は一緒に巡っているので、気も足りない、血も足りない、だと巡りが悪くて「気滞」「瘀血」という状態になります。

こうなると、不安感がなくなるだけでなく、イライラしたりしてしまうことも。

 

 

 

対策、もうお気づきですよね。

いつものアレです。

睡眠をとる事(気血を貯める)

からだを動かすこと(気血を巡らせる)

腹八分目の食事を心がけること(脾胃に過労を強いないこと)

 

GWに気を付けて欲しいこと、まさにです!

楽しい連休を過ごして、楽しくお仕事に戻りましょうね!!