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東洋医学的「自律神経」とは?

ブログ読んでるよ、と言われるとなんだか恥ずかしいのですが

とても嬉しい気持ちになります。

ブログは、「続ける」ということが自分でできたらなぁ、ってことと、

自分自身の頭の整理整頓、

患者さんに聞かれたことで、確かにそれって疑問、

なんてことを書いております。

逃げではないのですが、私の意見、ってのもありますし、これが絶対正しいということはないのですけど・・難しいですね。

 

 

 

自律神経ってのも、よく扱うテーマかもですが、東洋医学的にはどうなの?ってことを。

東洋医学では「自律神経」という言葉そのものは使わないのですが、

似た概念として「気(き)」「陰陽(いんよう)」「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」などを通して、自律神経の働きが説明できるかもと思います。

 

 

 

 

東洋医学的にみた「自律神経」の捉え方

気の巡り=神経や血流の働き

自律神経という概念のない時代から東洋医学の考えはあるので、本当に似ているな、と思うのは

「気」という、生命活動のエネルギー

この「気」がスムーズに巡っていると、心身ともに安定すると考えます

ストレスや過労などで「気滞(きたい)=気の停滞」になると、自律神経の不調のような症状(動悸・不眠・過敏・消化不良など)が出ると考えています

 

 

 

 

陰陽バランス=交感神経と副交感神経の調和

東洋医学の基本「陰陽論」では、交感神経(興奮・緊張)を「陽」、副交感神経(リラックス・休息)を「陰」とも考えられます。

このバランスが崩れると、東洋医学では「陰虚」「陽亢」「陰陽失調」などと捉えます。

☆陽が過剰 → イライラ・のぼせ・動悸

☆陰が不足 → 不眠・焦燥・体の乾燥

 

 

 

 

五臓の「肝(かん)」と「心(しん)」が深く関わる

「肝」は気の流れを調整し、情緒や自律神経の安定に関与します

「心」は精神を司る臓。東洋医学では「心は神(しん)を蔵す」といい、意識や思考、眠りにも関係してきます

☆肝の働きが悪いと→イライラ・緊張・自律神経失調

☆心のバランスが崩れると→不眠・不安・動悸

 

 

 

 

鍼灸治療ではこういったところを治療しているんですよね。わかりにくいですケド・・

日々の生活でも

・深呼吸や腹式呼吸:気の巡りを整える

・軽い運動:肝気の発散

・お灸や鍼灸:自律神経を整えるツボにアプローチ

・季節のリズムに合った生活:東洋医学は「※天人合一(てんじんごういつ)」の考えが基本

※自然界の仕組みとからだの仕組みは似ている、という考え

 

なんてことができるとより良いと思います。

自律神経が整いやすいからだ、というだけで「楽」さはかなり違うと思います。