ご予約

疲れたら甘いものが食べたくなる東洋医学的理由

☆当院のウイルス対策はこちらから→

☆経済産業省・厚生労働省まとめのコロナ対策を参考にしています→

 

 

 

ちょうど受験シーズンがそろそろ終わり、

「勉強で疲れたから甘いもの」

も卒業でしょうか。

ま、私はしょっちゅう今日もがんばったから♡

と甘いものを頂いておりますが・・(アカンやつ)

そして、がんばりに対しての報酬が過剰な傾向♡

 

 

 

 

 

疲労で甘いものが欲しくなるのはなぜでしょうか?

甘いもの=糖

糖は一番早くエネルギー源になることだけでなく

脳は特にぶどう糖をエネルギー源としているので疲れると「欲しいよー」という指令が脳から出させるわけです。

また、ブドウ糖にはセロトニンという神経を安定させる物質を作るのに一役かっていることもあり、

脳の疲れだけでなく、精神的ストレスも和らげてくれるので欲してしまうのかもしれません。

 

 

 

 

これは科学的なお話

東洋医学的には五味といって酸(すっぱい)・苦(にがい)・甘(あまい)・辛(からい)・鹹(しおからい)

酸苦甘辛鹹(さんくかんしんかん)

という味覚と五臓六腑の関係がありまして、それぞれ

酸は収れん作用(引き締める作用)

苦いは清熱作用(熱をとる作用)

甘いは緩ませる・滋養強壮作用

辛いは発散作用

鹹は軟化作用

があると考えられていて、甘いものを摂りたい時というのは

疲労しており、心身ともに緊張した状態なので、緩ませたかったり、滋養強壮作用のある甘いものを欲してしまう

というのが東洋医学的観点です。

 

ちょっとお茶を出す時に甘いものを添えるのは

場を和ませる(緩ませる)なんてところから始まっているとも言われています。昔の人ってスゴイ!

 

 

 

 

鍼灸治療でダイエットを助けることはムズカシイかな、と思っていますが、

過剰に甘いものを欲してしまう時、甘=脾の働きを整えること(といっても脾だけが関連してるわけではないんですけどね、ここが難しいところ)

で対処できることもあります。

 

 

 

でも、いくら勉強しすぎたからといってお菓子ばかり食べているのも気になるところ。

お砂糖はブドウ糖だけでなく、果糖も結合したものなのでお砂糖ばかりで補うのはおすすめできません。

今はブドウ糖のタブレットが売っているのでそれを頂くのもよし!

以前ご紹介したヤクルトもよし!→ヤクルトが甘いわけ

バナナでもいいです。

 

 

 

 

 

ちなみに、ストレスがかかっても「味覚」には影響なし

というデータもあります。

ストレスがあるから甘いものを感じにくくなり、より甘いものを食べてしまうということはないようです。