前回、一日2食の生活が人間は長く続いていた、とご紹介しました。
農業の発達によって、食料が確保しやすくなったりしたこともあり、近代では3食の食事が基本ですよね。
2食、3食のメリット、デメリットをご紹介しますね。
昔の 1日2食 と現代の 1日3食 では、体のリズムや病気の傾向に違いがあると考えられています。
昔の「2食生活」のよいところ、悪いところ
消化器を休ませる時間が長い
空腹の時間に「オートファジー(細胞の掃除機能)」が働きやすい。
最近でも、18時間食事をしないってのも流行りましたよね、それが当たり前に行われていた、ということです。
血糖値の乱高下が少ない
インスリン抵抗性(糖尿病のリスク)が低かったとされています。糖尿病は遺伝子が多く関連している、という研究が進んでいますけどね。
食糧事情の制約もあり、全体的に摂取カロリーは少なめだったので、生活習慣病は少なかったが、栄養不足や感染症は多かった。
近代の「3食生活」のよいところ、悪いところ
規則正しいリズムでエネルギー供給できる
特に肉体労働や学業にはメリットが大きいです。
食事ができないってことは、栄養が少ないということですからね。
カロリー摂取が増加しやすい
現代では肥満・糖尿病・高血圧など生活習慣病の一因になっています。
感染症や栄養失調は少ないものの、生活習慣病は右肩上がりに増えているわけで・・
間食文化も加わり、実質「4〜5回食」になっている人も多いのも良くないんだと思います。
30代半ば以降で授乳中や妊娠中でない方で、かつ最近太りやすい、なんて方には2食の生活はおすすめです。
若い方は代謝もよく、栄養を使うところも多いので、3食頂いていいと思います。
2食 の生活では、代謝の負担が軽く、生活習慣病は少なくなる可能性がある、ただし栄養不足リスクが伴う。
3食 → 活動量の多い社会には合っているが、現代では過剰摂取に注意しないといけません。
「どちらが正しい」ではなく、 生活スタイルと栄養事情に合わせて選ぶのがよいと思います。
朝、そんなにお腹が減っていないのに食べているのなば、無理して食べなくてもいいと思いますし、
自分に合った食生活を見つけてみるのがよいと思います。
我が家は2食ですが、最大のメリットは食事を2回しか作らなくてよい!というところでしょうか。
食費も少しセーブできるような気がしています。
まあ、私は痩せませんけどね、フン!w