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からだの不調をそのままにしておくと起こる怖いコト②

不調をそのままにしておくと起こる怖いコト、

「脳と体の連絡がうまくいかない」ということです。

 

脳と体の“連絡”とは・・脳は、体のすべての動きや感覚、そして内臓の働きをコントロールする「司令塔」です。

脳からの命令は「神経」や「ホルモン(自律神経・内分泌系)」を通して体に伝わり、

逆に体からも「今こんな状態です」という情報が脳に返されます。

つまり、脳と体は常に双方向で連絡し合ってバランスを取っているのです。

 

 

 

 

この連絡がうまくいかなくなると起こる症状

 自律神経の乱れによる症状

脳(特に視床下部)は自律神経を司る中枢です。

この部分の調整がうまくいかなくなると、体のリズムが崩れます。

睡眠の乱れ(眠れない・朝起きられない)

冷えやほてり

動悸、息苦しさ

胃腸の不調(食欲不振・下痢・便秘)

めまい、頭痛

疲れやすい、集中力が続かない

ここまでひどくなくとも、ちょっとはあるなら注意です。

 

 

 

 

 感情と体がちぐはぐになる

脳の中でも「大脳辺縁系」は感情を司る場所です。

ここが過剰に緊張すると、体がずっと“戦う・逃げるモード(交感神経優位)”になり、

心と体がちぐはぐに反応してしまいます。

理由もなくイライラ・不安

息が浅い

体が緊張して肩こりや頭痛

疲れているのに休めない

うーん、なんか見たことありますよね。

 

 

 

 

感覚や運動の異常

さらにそのままにしておくと、脳や神経の伝達そのものがうまくいかなくなり、

手足のしびれ・動かしにくさ・平衡感覚の異常など、

「体の感覚が鈍い・思うように動かせない」といった症状が出てきてしまうことも!?

 

 

 

 

東洋医学でみる「脳と体の連絡不良」

東洋医学では、脳や神経の働きは「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の巡りに支えられています。

この流れが滞ると、脳と体の情報伝達が鈍くなり、次のように現れます。

「気の滞り」→ イライラ・息苦しさ・喉のつかえ

「血の滞り」→ 頭痛・肩こり・しびれ

「水の滞り」→ めまい・むくみ・頭が重い感覚

また、脳を養うのは“腎”と“肝”の働き。

疲労・ストレス・睡眠不足などでこれらが弱ると、

脳と体のつながりが乱れ、反応が鈍くなったり、過敏になったりします。

鍼灸治療ではこのような視点から治療をしていますよ。

 

 

 

 

無理をしない、ってのは社会的に認められてきてはいますが、

つい、やりたいことを頑張ってしまうことも・・それは悪いことではない、と思いますが

からだの声も聴きながらやりましょうね。