「甘いものがやめられない…」それ、意志の弱さではないかもしれません。
以前、徹底的に糖分を避けたことがあるんですが、
不思議なことに、5日目くらいに、全くほしくもなくなりました。
ただ、そこまでが大変でしたけどね。
「疲れると甘いものが食べたくなる」
「生理前や更年期になると、お菓子が止まらない」
「本当は控えたいのに、どうしても食べたくなる」
甘いものが欲しくなるのには、ちゃんと身体の理由があるんです。
女性ホルモンの変化で血糖値が乱れやすくなる
月経時や更年期で、女性ホルモンのエストロゲンが減少している時、
エストロゲンには血糖値を安定させる働きを助ける役割もあるため、減少すると血糖値が上下しやすくなります。
血糖値が下がると、脳は「早くエネルギーを補給して!」というサインを出します。
すると、すぐにエネルギーになる甘いものを欲しくなってしまうのです。
疲れている身体は「手っ取り早いエネルギー」を求める
睡眠不足やストレス、疲労が続くと、身体はエネルギー不足の状態になります。
そんなときに最も早くエネルギーになるのが糖質です。
そのため、
「今日はケーキが食べたい」
「チョコレートが止まらない」
という状態が起こりやすくなります。
身体からのサインではありますが、毎回甘いものだけで補っていると、血糖値の急上昇・急降下を繰り返し、さらに甘いものが欲しくなるという悪循環に陥ってしまいます。
幸せホルモンを求めていることも
甘いものを食べると、脳では「ドーパミン」という快感に関わる物質が分泌されます。
一時的に気分が上がり、「ホッとした」「幸せ」と感じられるため、ストレスが多いと甘いものに手が伸びやすくなるのです。
ですが、その効果は長く続きません。
また食べたくなる…という繰り返しになりやすいのも特徴です。
東洋医学では「脾」が疲れているサイン
東洋医学では、食べたものをエネルギーや血(けつ)に変える働きを「脾(ひ)」が担っていると考えます。
疲れやストレス、不規則な生活、甘いものの摂りすぎなどで脾が弱ると、身体は十分にエネルギーを作れなくなります。
すると、
「もっとエネルギーが欲しい」
という状態になり、さらに甘いものを欲しやすくなることがあります。
つまり、甘いものを食べることで元気になろうとしているつもりが、実は脾に負担をかけ、さらに疲れやすい身体をつくってしまうこともあるのです。
我慢ではなく、身体を整えることが大切
甘いものが欲しくなるのは、意志が弱いからではありません。
身体が疲れていることや、ホルモンバランス、自律神経の乱れなどを知らせるサインかもしれません。
だからこそ大切なのは、「我慢すること」ではなく、身体を整えること。
・しっかり眠る
・たんぱく質を毎食意識する
・食事を抜かない
・身体を冷やさない
・甘いものは食後に少量楽しむ
そんな小さな積み重ねが、少しずつ「甘いものが欲しい」という気持ちを落ち着かせてくれます。
身体の声に耳を傾けながら、無理なく・・難しいんですけどね。